行動実験のビデオ画像から任意の行動を自動で検出する手法に関する解説が本の一章として出版されました。
深層学習を利用した物体検出アルゴリズムとして有名なYOLOを、直接行動を検出する目的で使用するというアイデアと実践について述べています。従来の自動解析手法に比べて、
- 生物学者が直観的にチューニングしやすい
- 教師データが少なくてもけっこううまくいく
- 解析が1ステップで終わる
といった特徴を持っています。我々の研究室ではすでに実際の研究にこのシステムを重宝しており、もう以前の手作業には戻れないという状態です(笑)。
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